9月25日(土)、ウラジオストク国際マラソンが開催されます

国際マラソン
ウラジオストク便り

9月25日(土)、ウラジオストクで国際マラソン大会が開催されます。昨年はコロナ禍のために中止となりましたが、2015年に始まったこのランニングイベントは今回で5回目となります。

ここでは2019年の大会の様子を撮った写真をもとに、ウラジオストク国際マラソンの魅力をお伝えします。

ウラジオストク国際マラソン2019年大会の様子

2019年には25カ国から約4000人のプロとアマチュアのランナーが参加しました。日本人もたくさん走っています。

同マラソンの最大の魅力はコースにあります。ひとことでいえば、都市と自然の美しさを両方満喫しながら走れることです。

ウラジオストク国際マラソンを走る子供たち

コースは5㎞、10㎞, 21㎞、42㎞から選べ、子供用の1㎞コースや車いすでの参加のコースもあります。

ウラジオストク国際マラソンに車いすでの参加したランナー

これがコースマップで、スタート地点は距離によってまちまちです。

ウラジオストク国際マラソンコースマップ

5kmコースは金角湾の向かいの少し先の地点からスタートし、マリインスキー劇場を横目に見ながら金角湾大橋を渡り、ゴールの中央広場に向かいます。

ウラジオストク国際マラソンのコースである金角湾大橋を走るランナーたち

10kmコースのスタート地点は、ルースキー大橋のたもとの市街地側です。

21 kmコースは、ルースキー島の極東連邦大学の南側がスタート地点です。

メインの42kmコースは、ルースキー大橋のルースキー島側のたもとから南に向かって走り、折り返し地点から同じコースを戻り、ルースキー大橋を渡ってウラジオストク市街地に向かいます。

ウラジオストク国際マラソンで公道を走るランナーたち

何よりふだんは歩いて渡れない金角湾大橋やルースキー大橋の上を美しい海と島々を眺めながら走れることが最大のポイントでしょう。

ウラジオストク国際マラソンでルースキー大橋の上を走るランナーたち
ウラジオストク国際マラソンでベビーカーを押しながら走るお父さん

金角湾大橋を渡り、ウラジオストクで最も古い歴史のあるスヴェトランスカヤ通りの街並みを駆け抜けるのも楽しみです。

ウラジオストク国際マラソンで両手をあげて走るランナーたち

すべてのコースのゴールとなる中央広場にはステージが設置され、音楽のライブも開催されます。

ウラジオストク国際マラソンゴール地点の中央広場に設置されたステージ
ウラジオストク国際マラソンゴール地点の広場でアイスクリームを買う子供たち

大会を安全に運営するため、救急車や自転車パトロール隊などが配備され、いくつかの緊急拠点ではボランティアが待機しています。

着替えや荷物が預けられる更衣室および休憩エリアを用意しています。

給水や食事地点、トイレなどは5kmごとに配置します。ミネラルウオーターやナッツ、ドライフルーツ、チョコレート、チーズが入ったミールキットを渡します。

各参加者は、個別のオンラインセンサーを備えた個人番号プレートが与えられ、正確なスタート時間、コントロールポイントの通過時間、ランナーのゴール時間が記録されます

コース沿って配置され、ランナーの様子を撮影するプロカメラマンに加え、ゴールでは自動カメラが撮影し、この瞬間は永遠に残ります。写真はスマホのアカウントページで見ることができます。

ウラジオストク国際マラソンでゴールするランナー

各参加者は競技シンボルの記念T シャツ、ゴールを達成した人全員にはメダルが授与されます。もちろん、子供たちにも渡されます。

ウラジオストク国際マラソンのメダル
ウラジオストク国際マラソンのメダルを手に記念撮影する子供

優勝者へはカップとともに100万ルーブルの賞金が用意されています。

大会の翌日である26日(日)には、ウラジオストクのシンボルであるアムールタイガーのフェイスペイントをした市民が中央広場に集まる毎年恒例の「トラの日」パレードがあります。1日前倒しでフェイスペインティングしている子供たちが街にあふれています。

ウラジオストク国際マラソンでアムールタイガーの旗を持って走るランナー
ウラジオストク国際マラソンでフェイスペインティングをした子供たち

ウラジオストクでは、9月は東方経済フォーラムに始まり、1年でいちばん多くのイベントがある月です。その最大級のイベントといえるのが、国際マラソンです。

この大会を主催しているのは、RunDnsRun という地元のランニングクラブです。

このクラブは毎年2月に行われる、氷結した海の上を走るアイスランも主催しています。

来年こそは、ぜひマラソンに参加したいですね。

ウラジオストク国際マラソンの公式サイトはこちら

(写真提供/ウラジオストク観光局)

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