2月28日、JALの成田・ウラジオストク便が就航しました

成田・ウラジオストク便
ウラジオストク便り

もうすでにご存知かと思いますが、先週金曜日(2月28日)に日本航空の成田・ウラジオストク線の定期便が開設され、初便が飛び立ちました。当初4週間は日・水・金の週3往復で、3月29日から毎日の運航になる予定です。

JALの成田・ウラジオストク便

成田国際空港で行われた就航記念式には、ミハイル・ガルージン駐日ロシア連邦大使が出席し、「日本航空の就航は露日関係が前向きに発展していることを証明している。2023年までに相互に交流する旅客数を40万人に増やすという目的に貢献することと期待する」と話しました。

成田国際空港で行われた就航記念式典のようす

2019年に日本を訪れたロシア人の数は、前年比26.6%増と大きく増えて12万人、ロシアを訪れた日本人の数は約8万人で、若干少なめです。2023年までに相互交流を2倍にしようという目的達成のためには、日本人がもっとロシアを旅行する必要がありそうですね。

一方、ウラジオストク国際空港でも、就航式が行われています。在ウラジオストク日本国総領事館の関係者が出席し、日本航空の植木義晴会長は「飛行時間はわずか2時間半、ロシアと日本の距離がぐっと縮まります。お互いを知るきっかけになってほしい」と話しました。

そして、民族衣装に身を包んだロシア美女が初便の乗客を出迎え、ロシア舞踊や音楽でもてなしました。

民族衣装に身を包んだロシア美女

もっとも、ロシア国内では、新型コロナウイルスの感染拡大で日本への渡航を見合わせる動きも出ており、厳しい状況下でのスタートとなっていることも事実です。

現地の報告によると、3月1日から31日までソウルと釜山からのS7航空、オーロラ航空などの定期便の運航が中止になりました。チャーター便は飛びますが、これは韓国とロシアの両国民を自国に戻すためのものだそうです。同じことが日本に対しても適用されることも考えられます。

ウラジオストク在住のアンナさんによると「市内のカフェ、レストランは普通に営業していて、アジア人に嫌がらせなどありません。マスクをする人も少ないです」と話しています。

しばらく様子を見守るほかありませんが、ウラジオストクの人たちが日本人の来訪を心待ちにしていることは変わらないことは知っておいていいと思います。

金角湾のアザラシもね。

金角湾のアザラシ

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