日本よりひと足早いウラジオストクの紅葉をお伝えします
ウラジオストクでは10月上旬くらいから紅葉狩りが楽しめるそうです。現地在住のインスタグラマーのふたりが、日本よりひと足早い紅葉の便りを伝えてくれました。
まずvladivostok_maniaのemiさんです。彼女はふたりのかわいい娘のママさんですが、郊外にあるセダンカパーク(Седанка Парк)という林に囲まれたリゾートホテルを訪ねました。娘さんが保育園に持っていく落ち葉を拾いに行くためだったそうです。
敷地内は有料ですが、自由に散策できます。きれいな形の落ち葉を拾うのに夢中で、紅葉の写真を撮るのをすっかり忘れてしまったそうですが、こちらは下のお嬢さん(あんな 3歳)です。黄色に染まった白樺の葉が湖面に映ってとてもきれいです。
お姉さん(ありさ 6歳)と一緒に拾い集めた紅葉を自転車に乗せて記念撮影。たくさん落ち葉が拾えたようですね。
セダンカパークでは、ホテルで食事も楽しめます。市内から車で30分くらいの場所にあり、空港に向かう鉄道で行くと、セダンカ駅下車になります。
emiさんによると、ウラジオストク近郊の紅葉の名所はほかにもいくつかあるそうです。たとえば、夏は海水浴場として有名なシャモラビーチの少し北にあるマヤック(МАЯК)というリゾート地です。
マヤックでは、夏はビーチやプールでリラックスしたり、公園でバーベキューをしたりできますが、秋になると、周辺の森の紅葉を見ながら散策できます。こちらも市内から車で30分、半島の東のウスリー湾側のヤコルナヤ湾(бухта Якорная)の近くにあります。
次は、いつもアクティブなアンナさんの報告です。10月上旬、サルサクラブの仲間と一緒にウラジオストクの東部にあるリトフカ山(горы Литовка)に紅葉狩りに出かけたそうです。
リトフカ山は昔「ファラーザ(Фалаза)」と呼ばれていました。この名は中国語由来で、いまでも地元の人たちからは「ファラーザ」と呼ばれることがあるそうです。
標高1279 mのリトフカ山は、ロシア沿海地方南部で最も美しく、ウラジオストクからも比較的訪ねやすい登山コースです。登山口はいくつかありますが、山頂までトレッキングできます。
トレイルに沿って歩き出すと、さっそく赤や黄色に染まった林が見えてきました。秋の淡い日差しを浴びた紅葉が目に映えます。
黄色に染まっているのは白樺です。しばらく歩くと、林の中に小川が流れてきました。冷たくて透明な水で、もみじの葉が浮かんでいます。
この山には小さな滝もあります。
登山口から約2時間で山頂に着きます。そこには「クロスファラーザ」と呼ばれる十字架が立っています。ここからの眺めはとてもきれいで、素晴らしい山並みのパノラマが一望できます。
リトフカ登山は真夏の太陽の下でもなく、厳寒の積雪した冬でもなく、空気がからりと澄んだ秋がいちばんだそうです。山の斜面の一部はスキー場になっています。
アンナさんによると、リトフカ山の行き方は、ウラジオストク市内から車でふもとまで約2時間、登山は上り約2時間、山頂で1時間ほど滞在して、下りは約3時間かかるそうです。
電車でも行けます。ウラジオストク駅から約2時間半で、ふもとのアニシモフカ駅(Анисимовка)に到着。そこから山まで7kmくらい歩かなくてはなりません。
ウラジオストクでは、秋の気持ちのいい気候もそろそろ終わり、もうすぐしたら冬が近づいてきます。11月に入ると、そろそろ雪が降り始めることでしょう。
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