今年のウラジオストクのカウントダウンはどこで過ごす?
年の瀬になりました。今年はコロナで海外旅行にも行けず、やりきれないことが多かったですけれど、年越しくらいは楽しみたいものです。
ウラジオストクの知人から、今年のカウントダウンを過ごすのにおすすめのスポットを教えてもらいました。
今年9月にオープンしたIGLOO BARです。
igloo(イグルー)とは、もともと氷や雪の塊をドーム状に積んでトンネル状の入り口を設けたエスキモーの冬の住居のこと。でもここは、ウラジオストク港を見渡す高台の上にある透明なドーム型カプセルバーで、快適な温度と換気システムが装備され、テーブルやチェアが置かれています。
オーディオシステムもあるので、ドーム内に好きな音楽を流すこともできます。カプセルはそれぞれ10人くらいまでのグループで使えるそうです。
バーといっても厨房はなく、料理やドリンクを町のレストランからデリバリーします。営業時間は通常16時から深夜2時まで。カプセルの予約はオンラインで受け付けているそうです。
展望カプセルバ―というアイデアがどうして生まれたかについて、IGLOO BARの広報担当者はこんな風に話してくれました。
「コロナに明け暮れた今年、町のカフェやレストランは何度も営業中止や制限を余儀なくされました。それでも、デリバリーサービスがあるので、場所を提供さえすれば、料理を持ち込めます。
何よりこの高台からの港のパノラマを見てもらいたい。このようなフォトジェニックな場所で食事やお酒を楽しんでもらいたいと考えました。おかげで多くの人に、このアイデアは気に入ってもらえたようです。
カプセルの中にいれば、雨や寒い雪の日でも楽しめます。グループやカップルはそれぞれの別のカプセルで過ごせるので、感染予防という意味でも安心です」。
IGLOO BARの場所は少しわかりにくいのですが、鷲の巣展望台に上がるケーブルカーの下の駅から小道を歩いて行きます。いくつものカプセルが並ぶバーの目の前には金角湾大橋が架かり、美しい眺望が楽しめます。
IGLOO BARを運営しているのは、同じく鷲の巣展望台に近い場所にあるEagle House Innというスタイリッシュなホテルです。
同ホテルは2018年に開業。建物は3棟に分かれ、A棟は部屋が狭めの出張者やひとり旅向けの客室。奥のB棟は一般旅行者向けで、部屋はダブルやツイン、キングサイズベッド2台付きのファミリー向けのデュプレックスルームもあります。ただし、すべての客室から港の眺望が見えるわけではないそうです。
館内のカフェではさまざまな朝食を提供しており、ランチでピザなども食べられます。
Eagle House Innの場所は、バーやレストランの並ぶナイトライフゾーンから少し離れていて、鷲の巣展望台に上がるケーブルカーの上の駅から山側に向かって歩いて7~8分です。
ロッテホテルの並びのシーフードレストラン「パラウフィッシュ」からなら、徒歩で簡単にたどり着けます。
ホテルスタッフのオレーシア・イグナティエヴァさんによると「多くの宿泊客は、海岸通りの近くで食事やお酒を楽しんだあと、そのまま歩いて来たり、ケーブルカーで展望台まで上がってきて、徒歩でホテルに来る」そうです。
実際、ウラジオストクの市街地はこぢんまりしているので、大半が徒歩圏内なのがうれしいところです。
IGLOO BARの今年の大みそかのカウントダウン営業は、18時から開始するそうです。今回は行けそうにありませんが、来年の夏にはぜひこの眺望を楽しみながら食事をしたいものです。
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