シベリア横断鉄道の始発駅”ウラジオストク駅(Станция Владивосток)”を紹介します!

ウラジオストク駅
公共施設

ウラジオストク駅の構内は、シベリア横断鉄道などの長距離列車や郊外電車(エレクトリーチカ)、空港行き電車などのホームに分かれていて、まるで迷路のようになっています(笑)改札はないので駅を通らなくてもホームに行けますよ。

2番ホームには、1945年当時の蒸気機関車が展示されていたり、ホームの中央には「モスクワより9288KM」と刻まれたキロポストが待ち受けています。

モスクワから9000km以上離れたウラジオストクに鉄道駅が造られたのは19世紀末です。その後、古代ロシア風の新駅舎に改装されてから100年以上の月日が経っていて、今もなおシベリア横断鉄道の始発駅として歴史を刻んでいます。

シベリア横断鉄道は、日本を含むアジア諸国歴訪の帰りにウラジオストクに立ち寄ったニコライ皇太子によって1891年5月に駅の建設が宣言されました。

建設が始まったのは1894年で、初代の駅舎は石でできた簡単な造りだったのですが、1912年にはシベリア横断鉄道終着駅のモスクワにあるヤロスラフスキー駅を参考にした新駅舎に改装されました。

ロシア革命が起こったときは、派手な装飾やパネルは取り外されて、1970年代には外壁がモスグリーンに塗り替えられました。

そして、ソ連が崩壊した後の1993年から1998年にかけて、再びロシア文化を表象する美しい改装がされて、外壁も当初のモスグリーン色からクリーム色に塗り直されたそうです。

そんな歴史ある美しいウラジオストク駅に、ぜひ一度行ってみてくださいね。

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