凍った海の上を走る!? ウラジオストク国際アイスランが開催されました

ウラジオストク国際アイスランのもよう
イベント

先週の土曜日(2月22日)ウラジオストクで国際アイスラン(VLADIVOSTOK INTERNATIONAL ICE RUN)が開催されました。

HONOR VLADIVOSTOK ICE RUN 2020

今年で第5回目となるアイスランは、ウラジオストク市街地の南に位置するルースキー島東部の深い入り江が舞台になります。夏はリゾートとしてにぎわうビーチが、冬は氷の海に変わります。ランナーたちは凍った海の上を走るのです。

氷の厚さはおよそ1mだそうで、日中の平均気温はマイナス7度。風も強いので、ロシアの寒さを知らない日本人はちょっとひるんでしまいますが、毎年多くのランナーが参加します。NHKのニュースでも報道されていましたが、主催者発表によると、約1300人のランナーが氷の上を駆け抜けたそうです。

ウラジオストク アイスランのコース

コースは5km、10km、21.1kmなど5つの部門から選べ、6歳から15歳まで参加できる500mランもあります。滑り止めスパイク付きのシューズと完全防寒具で身を包んで、見渡す限りの氷原を走ります。

滑り止めスパイク付きのシューズと完全防寒具で氷原を走るランナー

驚くことに、上半身裸というランナーもいました。

上半身裸のランナー

犬と一緒に走るのもOK!

ワンちゃんランナー

これが子供たちの部門です。元気そうですね。

子供部門のランナーたち

なんと自転車部門もあります。氷の上で転倒しないかとちょっと心配になります。

自転車部門の出場者

見てください。こうして氷の上をランナーたちが長蛇の列をなして走っています。

長蛇の列をなして走るランナー

子供たちの自転車参加組もいました。

子供自転車部門の参加者たち

コースを走りきった子供たちにはメダルがもらえます。もちろん、大人ももらえます。

コースを走りり、メダルをもら子供たち

実は、今回日本からも多くの参加者がいました。主催者によると、申し込んだ日本人は104人でしたが、実際に走ったのは89人だったそうです。

日本からの参加者

参加者の中には、ウラジオストクの聴覚障害者会の招待で、日本人の聴覚障害者のチームもいました。参加するのは2回目だそうです。

5kmコースに参加した現地旅行会社うらじおの宮本智さんによると「ここ数日気温が上がり、足元がだいぶぬかるんでいましたが、みなさん楽しく走っていました。ロシア民族歌謡や軍人さんによる炊き出しなどもあり、マラソン以外の部分も好評でした」とのこと。

日本からひとりで来て参加した人もいたそうです。グループで来ていた30代前後の男女は氷の上で、「氷の上やで、ありえへん」と驚きながら走っていました。来年も参加したいという声も多数聞かれました。寒い中、みなさんお疲れ様でした。

ちなみにこれは完走者だけがもらえるハムとドリンクの軽食セットです。

完走者がもらえる軽食セット

アイスランのもうひとつの楽しさは前夜祭にもあります。今回開かれたのは、参加者を招待して行われたイタリアンレストランでのパスタパーティーでした。シューズメーカー「アシックス」の関係者がアイスマラソン対応のランニングシューズの選び方、ひもの結び方など講義し、参加者は熱心に聞き入っていました。

少し気が早い話ですが、来年はアイスランに参加したいという人は、同大会の公式サイトで申し込みができます。



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