ロシアのオーガニックコスメを試してみませんか?
みなさんはロシアのオーガニックコスメのメーカーをどれだけご存知ですか。
「ナチュラシベリカ」のことなら、耳にしたことある人は多いと思います。
実は「ナチュラシベリカ」のほかにも、野生植物の天然エキスとパワーを使ったコスメづくりをしているロシアのメーカーはたくさんあるんです。
今回はウラジオストク在住のインスタグラマーで、オーガニックコスメファンのアンナさんがロシアコスメの世界を解説してくれました。
ウラジオストクには、ロシアのオーガニックコスメを扱うショップがいくつかありますが、私がよく行くのは、「ORGANIC boutique」という店です。オーナーのマリアさんは、店に置く商品のコンポーネントの厳しい選択をしていて、パラベンや鉱油、GMO、シリコーンなどを含む製品は完全に除外しています。
だから、私はこの店に行くと、いつも買い過ぎてしまいます。オーガニックのさまざまな素材のどれが自分に合うか、好みのブランドを見つけたくて、いろいろ試したくなるからです。最初の写真は、先日店を訪ねたとき、ついつい“爆買い”してしまった商品を並べたものです。
この中から私のお気に入りのブランドをいくつか紹介しましょう。
まず「ジーヴィツァ(Живица)」 で 、これはウラル山脈のふもとの町、ペルミのファミリーメーカーです。ジーヴィツァは松脂を意味するロシア語ですが、同社では品質の高いナチュラル素材が使われている手づくりコスメと石鹸を生産販売しています。
なかでも、この石鹼状に固められたシャンプーは、ロシアのLive Organic awards 2019を受賞した優れた製品です。
LIVE ORGANIC AWARDS(@liveorganic_awards)
私はジーヴィツァのシャンプーや日焼け止めクリーム、ヤグルマギクの花の化粧水を使っています。
次は「レヴラーナ(Леврана)」 で、2013年にサンクトペテルブルクで生まれたブランドです。
レヴラーナは、日常使用の天然化粧品のほか、オーガニック食品や掃除、洗濯用の洗剤を生産販売しています。成分としてハーブとベリーの抽出物、鉱泉など使用しています。
私の個人的なお気に入りは、ボディークリームとナチュラルな蚊予防スプレーです。
ペルミの西にあるキーロフ生まれの「ミィ&コ(Ми&ко)」も気に入っています。最初の集合写真にボトルが写っているだけですが、同社の製品にはハーブ成分やエッセンシャルオイルなどを使ったコスメが揃っていますが、何よりフェイスケアとヘアケアの製品に惹かれています。
「ナノオーガニック(Наноорганик)」 は、モスクワのブランドです。
私はシャワージェルやフットクリームを使っています。特にフットクリームはミントの香りがして、一日の疲れをとってくれます。
「スタビア(Sativa)」はベラルーシのファミリーメーカーです。2014年にこのブランド名の高品質のスキンケア製品を発売しました。
ところで、この写真の中央下の木の実のパッケージの製品は、ソープナッツです。ご存知の方もいるかもしれませんが、ムクロジという木から採れた果実を乾燥させたもので、洗剤や化粧品の素材として使われています。これに含まれるサポニンという成分は天然の界面活性剤なので、水と混ぜると泡立ち、汚れを落としてくれます。
Мыльные орехи(ソープナッツ)のメーカーはこちら
ほかにもロシア各地のメーカーがたくさんあります。ノヴォシビルスクの「エルエヌ-コスメティック(ЛН-косметика)」はゼオライトを使った洗顔料が有名です。
サンクトペテルブルクの「サヴォンリー(SAVONRY )」やロシア西部の町クルクスの「クレオナ(Kleona)」、タタールスタンにあるカザンの「オレ-シャ・ムスタエヴァ(Олеся Мустаева)」なども知られています。
最後に紹介するのは、おみやげにピッタリのマトリョーシカのフェイスマスクです。
これはノヴォシビルスクの「メゾリーズ(Мезолиз)」というメーカーの製品です。
ORGANIC boutiqueでは、これらのロシア製品にインポートを合わせた100以上のメーカーの製品を販売しているそうです。
ORGANIC boutiqueはウラジオストクの郊外にあるイスクラ(Искра)というショッピングモールの中にあります。コロナが落ち着いたら、ぜひ訪ねてみてくださいね。
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