青い海と島並みの美しさを堪能できるルースキー島訪問ツアーバスが登場
ウラジオストクでは、最近ツアーバスが運行を始めました。中央広場から出発し、金角湾大橋とルースキー大橋を渡り、ルースキー島へ向かい、沿海地方水族館まで行って戻ってくる約90分のコースです。
毎日10:00、13:00、16:00発のバスがあり、料金は大人700ルーブル(1200円)、子供500ルーブル(800円)です。
本ニュースサイトではおなじみの現地旅行社、日本海ブリッジのウラジーミルさんがこのツアーの試乗レポートしてくれました。以下、彼が送ってくれた動画をもとにコースを案内します(この動画は、後日YouTubeウラジオストクチャンネルで公開する予定です。あいにくこの日は曇り空でしたが、晴れの日には自然の美しさを満喫できるでしょう。いまは彼の最初の挨拶のみ、ここに上げておきます)。
彼が立っているのは、ツアーバスの出発地である中央広場です。
広場にはウラジオストク市160周記念のモニュメントがあり、その脇に赤いツアーバスが停車しています。
これがダブルデッカーのツアーバスです。
バスに乗車すると、付け髭の男性ガイドと首にスカーフを巻いた若い女性ガイドが待っています。彼らは乗客にウラジオストクの歴史を解説してくれるオーディオガイドが聞けるヘッドフォンを配ってくれます。現在はロシア語と英語だけですが、まもなく日本語も用意してくれるそうです。
バスはオケアンスキー大通りを北に向かいます。左手に旧日本領事館が見えます。とてもクラシックで美しい建築です。
バスはポクロフスキー教会の手前で左折して、アレウーツカヤ通りを下り、セミョーノフスカヤ通りで再び左折してそのまま緩やかな坂を上っていきます。右手にムラヴィヨフ・アムールスキー像と金角湾大橋(Золотой мост)が見えてきます。この橋は2012年8月11日に開通しています。
いよいよバスは金角湾大橋を渡ります。
橋の手前右下に、今年オープン予定のホテルオ―クラウラジオストクが見えます。
橋を渡り終わると、左手に見えてくるのがマリインスキー劇場です。
バスはしばらくルースキー島とムラヴィヨフ・アムールスキー半島を結ぶルースキー大橋(Русский мост)に向かいます。ルースキー大橋は、西のイスタンブールにちなんで東ボスポラス海峡をまたいでウラジオストク側とルースキー島を結んでいます。
2本ある高さ324mの主塔の間が1104mという世界最長の斜張橋で、2008年9月3日に建設が開始され、2012年8月1日に正式開通しています。
途中、入り江にヨットハーバーが見えます。ウラジーミルさんのクルーザーはここに停泊しています。彼の会社では、ウラジオストクの南に浮かぶ無人島をクルーザーで訪ねるツアーを催行しています。
このツアーが面白いのは、バスに乗車しているふたりのガイドが車内で踊ったり、歌ったりして乗客を楽しませてくれることです。
すると、乗客も一緒に手をたたいて歌ったり、身体をくねらせたりして応えます。ロシアの人たちもけっこう陽気なんですね。
橋を渡ってしばらくすると、沿海地方水族館(Приморский океанариум)に到着です。
ここで乗客はいったんバスを降ります。水族館を見学する時間はありませんが、青い海に囲まれ、海風が心地よい場所です。
そして、ガイドたちはここでもダンスを披露してくれます。
さて、休憩時間が終わると、バスは市内に向かって走り出します。右手に見えてくるのは、極東連邦大学(ДВФУ)のキャンパスです。この大学はロシア沿海地方にある4つの大学を統合して2011年に設立されました。バスを降りて中には入れませんが、海に面した美しいキャンパスです。
その先のルースキー大橋の手前右手に、ノヴォシリツェーフスカヤ砲台(Новосильцевская батарея)が見えます。1903年に建造され、南に砲門を向けて並んでいます。周辺は海が美しく、夏には若者たちがキャンプやBBQをするために訪れます。
その後、バスはウラジオストク市内に向かい、中央広場まで戻ってきて、解散となります。
ウラジオストク市内の観光スポットはほぼ徒歩圏内にあるので、ゆっくり歩いて散策できますが、自然豊かなルースキー島を訪ねるのに、このツアーバスは最適です。現代的な橋を2本渡り、島並みの美しさを堪能できると思います。料金もお手頃で、ツアー時間も90分ほどなので、気軽に参加できそうです。
ツアーの予約は以下の公式サイトからネット予約できますし、当日中央広場に来て席が空いていれば、その場でチケットを購入すれば、乗車できるでしょう。
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