ウラジオストクの空を駆けるヘリコプターツアー「冬のシティスケープ編」
まずはこの短い3本の動画を見てもらいましょう。
これはヘリコプターに乗って、ウラジオストクを上空から撮影したものです。トカレフスキー灯台(Токаревский маяк)が見えますね。
次は市内南部にあるルースキー島の海域上空から撮ったものです。海岸線に沿って無数の流氷が浮かび、なんともいえない美しさです。
3つめはルースキー島に向かう途中の上空から撮ったもの。金角湾に浮かぶたくさんの船舶が見えます。
これらの動画を撮影したのは、ウラジオストクにあるヘリコプターチャーター会社「ウラジオストクヘリコプター(Vladivostok Helicopter)」です。同社は、2019年からヘリコプターツアーを始めています。
最も基本的なコースは以下の3つです。
(1)ウラジオストクシティスケープ
ウラジオストク市内中心部と金角湾大橋(Золотой мост)や半島とルースキー島を結ぶルースキー大橋(Русский мост)までの30分間のフライトです(料金は1人10900ルーブル)。
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(2)ウラジオストク&ルースキー島コース
(1)のコースに加えて、ルースキー島(Остров Русский)の海岸線を周遊する60分のフライトです(料金は1人19,900ルーブル)。
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(3)シュコタ島訪問
ルースキー島の南に浮かぶ小島、シュコタ島(Остров Шкота)まで飛んで、島に降り立ち、ピクニックを楽しむ所要100分のコース。美しい海岸線を上空から眺めた後、実際に島を訪ねます(料金は1人23.200ルーブル)。
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今回は冬のウラジオストクシティスケープのコースをざっと紹介しましょう。
ヘリコプターはウラジオストク空港のあるアルチョム市の同社のガレージから飛び立ちます。眼下には、畑のある小さな家が点在しています。
ウラジオストク市内に向かう幹線道路やロシア正教会が見えます。
ムラビヨフ・アムールスキー半島の西側に広がるアムール湾が見えてきました。
半島南端部の西側を飛んでいます。左側の海は金角湾で、貨物車が並ぶ線路も見えます。金角湾は不凍港だといわれますが、実際には一部氷結するため、人為的に溶かしているそうです。一方、右側のアムール湾側の海は凍っています。市民が繰り出してワカサギ釣りをするのは、この氷の海の上です。その先にはトカレフスキー灯台があります。
東に向かって旋回し、金角湾の上空を橋に向かって飛んでいきます。
前方に金角湾大橋が見えてきました。
これはちょうど鷲の巣展望台の上空くらいでしょうか。ウラジオストク港に停泊している船舶がよく見えます。左手前の建物は、今年7月31日開業予定と地元メディアが報じたホテルオークラウラジオストクです。この写真には写っていませんが、金角湾大橋のすぐたもとにあります。
いよいよ橋が近づいてきました。ちょうどマリインスキー劇場の上空あたりでしょうか。
ヘリコプターの操縦席の隣の席から撮ったものです。足元からよく見えます。
そして、ルースキー大橋です。30分コースはここまでですが、60分コースだとこの島に向かいます。
いかがでしたでしょうか。料金も日本のへリコプターツアーに比べると格安ですし、ルースキー島のコースは、シティスケープだけでなく海岸線の絶景も体験できます。実際にこのツアーに参加したロシア人客からは「インスタ映えする光景の連続」「経験豊富な操縦士で楽しめた」など絶賛する声が聞かれるそうです。
代表のネクチャエフ・二キータさんは「これまで私は何度もウラジオストクの上空を飛んでいるのですが、毎回初めてのような新鮮さを感じます。鳥が飛ぶ高さから橋や岬、海岸、島を見るのはとても魅力的です。それは新しいウラジオストクの体験となるはずです。この感動をみなさんに提供したいです。日本のみなさんとお会いできることを楽しみにしています」と話しています。
夏が近づいたら、青い海や海岸線の様子を伝えるコースをあらためて紹介したいと思います。
ウラジオストクヘリコプターツアーの詳細については、現地旅行会社の日本海ブリッジにお問い合わせください(日本語可)。
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