バーみたいなおしゃれなラーメン屋がオープンしました
ウラジオストク在住のアンナさんから新しい町の話題が届きました。
それは、最近市内にオープンした日本のラーメンレストランです。彼女が実際に訪ねて送ってくれた写真をみると、そこはただのラーメン屋ではなく、レストラン、いやバーみたいなおしゃれな店でした。
店の名前は「UMAMI ramen club」といいます。オーナーはロシア人ですが、ラーメン自体は日本人シェフが監修したもので、味は本格的です。ちなみに、その日、アンナさんは味噌ラーメン(480ルーブル)を食べたそうです。
一般にロシア人は塩やトンコツを好む傾向があるのに、彼女はなかなか日本通な女性です。
店内の内装は、このように流行のレストランそのもので、日本のラーメン屋の雰囲気はみじんもありません。
ロシア人オーナーの自由気ままなセンスがほとばしり出ています。
客層は基本的に地元のロシア人たち。若いカップルの姿が多いです。
見てください。バーカウンターもあるんです。
まさにラーメンバー。確かに、最近海外にはこの種のラーメン店が続々誕生しているようですが、日本人の感覚からすると、斬新すぎる世界です。
店員は、地元のイケメンロシア人たち。
なんだかできすぎな気もしますが、いまのウラジオストクでは、このような飲食店はそんなに珍しいとはいえません。つまり、たくさんあります。
では、肝心のラーメンの味はどうなのでしょう。アンナさんによると、最初にでてきたラーメンのスープは少しぬるめだったので、すぐに温め直してもらったそうです。大丈夫かなと一瞬思ったそうですが、次に出てきたラーメンはおいしかったそうです。まだ開店したばかりで、日本のレシピに忠実であろうとしたばかりに、少々調理に時間がかかってしまうのかもしれません。でも、こういうことはきちんと店の人に言うべきですね。
テーブルに置かれているのは、メニューと店に入るとき、ここはロシアですから、コートを預けるのが作法なので、そのナンバー入りホルダー。そういう店なのです。
これはワンタン入り塩ラーメン(350ルーブル)。いちばん人気のメニューだそうです。
これは鶏白湯ラーメン(390ルーブル)。かなりのこってりスープです。
そして、これはアボガドの海苔巻き。
サイドメニューも、日本とはずいぶん違って面白いです。
この店では、ロシアで人気のアサヒビールだけでなく、サッポロやキリンも飲めるのが、うれしいところです。
場所は、スポーツ湾に近くてバーが多いパグラ二ーチナヤ通り(ул. Пограничная)で、「ドルージバ」という老舗のロシアバーの跡地です。「ドルージバ」は、店内に入ると、いきなりレーニンの肖像画がどーんと描かれているような、ソ連時代のレトロな雰囲気を演出する店で、閉店の便りを聞いたときはとても残念だったのですが、まったくコンセプトの異なるラーメンバーに生まれ変わったというわけです。
いまウラジオストクのグルメシーンは断然面白くなっています。
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