ダーチャでイチゴを摘んでブリヌィをつくってみました!

ブリヌィ
グルメ

今回の話題は、ウラジオストク在住インスタグラマーのアンナさんの料理教室です。

でも、ただレシピを紹介するという話だけではなくて、ウラジオストク郊外にあるアンナ家のダーチャで摘んだイチゴを使ってロシア風クレープのブリヌィをつくるという話です。

ロシア風クレープのブリヌィ

以前、一度アンナ家のダーチャを紹介しました。アンナさんのお母さんはお花好きで、1年を通じていろんな花をダーチャの庭に咲かせています。もちろん、イチゴなどの果物も育てています。日本より寒冷なウラジオストクでは、イチゴがとれるのは5月以降だそうです。

ここでとれたイチゴやベリーがこれです。

ダーチャで採れたイチゴやベリー

アンナさんは言います。「これはみんなダーチャで採りました。5~6月はイチゴの季節なので、ダーチャに行けば、イチゴの食べ放題ですよ」

なんてうらやましい話でしょう。

では、これからアンナさんにブリヌィのレシピを解説してもらいましょう。

アンナさんの作ったブリヌィ

「卵と牛乳は常温にしてください。

牛乳(500ml)に卵(2~3個)、砂糖(大さじ2杯)、塩(小さじ1/2)を入れて、かき回します。

小麦粉(300g)ほど入れて、ダマができないようによく混ぜます。

そして、20~30分間寝かせます。

それから、溶かしバターまたはサラダ油(大さじ3杯)を入れて、もう一度混ぜてから、よく温めたフライパンで焼きます」

調理中の写真はないので、以前ハバロフスクのホテルで開催された料理教室でペリメニをつくったとき、講師の太っちょシェフがブリヌィも焼いてくれたので、そのときの写真で代用させてください。こんな感じです。

ブリヌィを焼く太っちょシェフ

「ブリヌィは焼き終わったら、一枚一枚重ねます。イチゴを使ってブリヌイのソースとしてスフレやゼリーなどもつくります。食べるとき、ロールのように巻いて、ジャムやハチミツをはさんでもいいです」

ブリヌィを焼く太っちょシェフ2

ロシアではブリヌィは一年中食べますが、いちばんよく食べるのは春祭りのマースレニツァの時期です。以前、以下のレポートで紹介しています。

ブリヌィ

ロシアでは多くの人が郊外にちょっとした農場兼作業場としてのダーチャを持っていて、1年を通じてさまざまな野菜や果物を育てています。都会に住んでいても、季節の移り変わりに敏感になるのは、ダーチャが生活に根付いているからです。そこで採れた旬の野菜や果物を日々の食生活に取り込むというような暮らしって、なんと素敵なことでしょう。

ロシアはスローライフの国なのです。アンナさんはそれを教えてくれました。

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