「海軍の日」ロシア艦隊がウラジオストク港で隊列パレードしました
7月26日は「海軍の日」でした。この日、ロシア太平洋艦隊7隻がウラジオストク港で隊列パレードし、2100名の海兵隊が参加しました。
ロシアでは、ウラジオストクを含む多くの港湾都市で、毎年7月の最終日曜に「海軍の日」と呼ばれるフェスティバルが開催されます。この日は、朝から晩までロシア海軍と市民によるさまざまなイベントがあります。
恒例の艦船による隊列パレードや水上ショー、空軍による航空ショー、そして軍楽隊や市民による音楽コンサートや演劇、夜の花火などです。
ただし、今年は新型コロナウイルスの関係で、劇場公演や艦船による水上ショーは中止となりました。昨年はフィリピンやベトナム海軍の艦船も参加していましたが、今年は海外からの参加はなく、観客も例年に比べると、少なめでした。
それでも今年の目玉は、例年スポーツ湾の沖のアムール湾で実施される艦船パレードが、ウラジオストク港で行われたことです。これは2015年以来5年ぶりのことで、午前10時から金角湾に架かる金角湾大橋を艦船がくぐる様子が見られました。
地元メディアによると、この艦船パレードに参加したのは巡洋艦「ヴァリャーグ」や大型対潜船、ミサイルボート、潜水艦などです。午後には艦船はアムール湾に移動し、水上での演習も行われました。
その後のスケジュールは以下のようなものでした。
午前11時からスポーツ湾に面した海岸通りで、太平洋艦隊の歌とダンスアンサンブルのコンサートが行われました。午後1時からは、空軍の「ロシア騎士団」による航空ショーがあり、多くの市民が空を仰いでその様子を眺めました。
そして夜9時から、海岸通りの反対側にあるステージで、太平洋艦隊の軍事オーケストラのコンサートがありました。
10時からは花火が盛大に打ち上げられました。
День ВМФ во Владивостоке 26 июля 2020
ウラジオストク「海軍の日」2020年7月26日
当日の様子は、以下のYOUTUBE動画でも観ることができます。
День ВМФ: как прошел парад во Владивостоке и на Камчатке – Россия 24(2020/07/26)
日本ではこれほど大々的な海軍によるショーや実演を観ることはできないので、「海軍の日」はウラジオストクならではの必見のフェスティバルといえます。
例年に比べると全体に控えめだった今年の「海軍の日」でしたが、ウラジオストク在住のウラジーミル・ルセンコさんによると「数日前の夜に行われた艦船パレードのリハーサルの写真が素晴らしかったです。多くの市民がクルーザーに乗って港に出て撮影した」そうです。
その写真がこれです。迫力ありますね。艦船や潜水艦はネオンを付けて航行しているので、海上に浮かび上がっているように見えます。
ぜひ来年の「海軍の日」にウラジオストクを訪れてみてはどうでしょう。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。