ウラジオストクの雪景色は悪くありません
ウラジオストク便り
ウラジオストクは日本海に面した港町ですが、もともとそんなに雪がたくさん降るわけでも、積雪が多いわけでもありません。それでも、11月以降になると、街中が雪で覆われる日もあります。夏に訪れたときに見た明るい港町の風景が一変します。
これは「噴水通り」です。正面に向かって歩いた先はスポーツ湾のビーチで、夏は水着姿の人たちでにぎわいますが、真冬の平日の夜は10時を過ぎると、人通りもなく、しんしんと静まり返っています。昼間多くの人がこの石畳の通りを歩いたせいか、雪は踏み固められていますが、翌朝は新雪で覆われているはずです。
これは「グム百貨店」裏の路地です。レンガ色の建物と雪のコントラストが目に映えます。右手には「カフェイン」というシックなカフェの入口があります。
オケアン大通りに立っている「海の男」像も雪をかぶっています。海で働く男たちの町、ウラジオストクを代表する名物像のひとつで、彼が差し出す右手を握ると、幸運がもたらされると地元の人たちは言っています。そう、ここはウラジオストクのラッキースポット。いまの時期、彼の手はとても冷たいですけれど。
最後に、夜景の美しいレストラン「ミシェル」の窓越しに見る中央広場です。このレストランはグム百貨店の裏にあります。ビルの8階にあるので、港や金角湾大橋も見渡せます。
窓が反射するので、寒いけれど、思い切って窓を開けてみました。中央広場に立つ巨大なクリスマスツリー(ヨールカ)や現在建設中のロシア正教会(スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂)が見えます。教会の右向こうには客船ターミナルの明かりも見えます。
このように、ウラジオストクの雪景色は悪くないので、冬もぜひ訪れてほしいです。
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